Aomori Prefectural Ajigasawa High School
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鰺ヶ沢高校は創立80周年を迎えました。
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Aomori Prefectural Ajigasawa High School
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鰺ヶ沢高校は創立80周年を迎えました。
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① 長谷川自然牧場
鰺ヶ沢町の基幹産業である畜産業では乳牛への餌やり体験、農業では鰺ヶ沢町の特産品であるアスパラガスの収穫体験とそれぞれの分野のインタビュー調査等を実施し、その魅力や課題を発見しました。
① ABITANiAジャージーファーム 牛への餌やり体験
② 川田農園 アスパラガス収穫体験
鮮魚(鰺・メバル・鯛・ヒラメ etc・・)調理体験
午前の釣り体験では生徒は1匹も釣れませんでしたが、鰺ヶ沢町漁業協同組合様からアジやメバル,鯛、ヒラメなどの鮮魚をいただき、生徒全員で3枚におろす体験をしました。魚のさばき方を鰺ヶ沢町漁業協同組合の蝦名様、生駒様、松山様に教えていただきながら、生徒は見よう見まねで挑戦しました。魚を3枚におろしたことがない生徒ばかりで最初は大変苦戦していましたが、調理した魚をムニエル、煮付け、フライなど、生徒が食べたい調理方法で料理し試食しました。普段、魚をあまり食べない生徒も「自分達で作った料理はどれも美味しかった」と大絶賛していました。
鰺ヶ沢高校に入学してまだ4日。今年度の新入生28名が挑戦する“あおもり創造学”「鰺ヶ沢みらい探究」のオリエンテーションを行いました。出身市町村ごとのグループに分かれて、自分が住んでいる地域の良い所、悪い所をあげ、整理して発表しました。それぞれの地域の良い所を維持していくためには、人口減少を食い止めることが大切だという意見が出されました。
自分たちが住んでいる市町村の人口の推移から、2050年、現在の高校1年生が42歳になった頃の人口割合を分析しました。超高齢化社会の到来により、働き盛りの生産年齢者が支えなければならない高齢者が増える現実を実感し、誰かが地域の課題を解決するだろうではなく、「自分たちの地域は自分たちが守っていかなければならない」と考えるようになりました。今後、生徒は鰺ヶ沢町の基幹産業から興味関心のある分野の課題解決に向けて調査を進めていくことになります。
校内発表会の様子
鰺ヶ沢町 未来への提案プレゼンテーション
〇鰺ヶ沢町の現状を知るために、フィールドワークを通して実際に見てもらい、若者の目線で様々な提案を考えて下さったことを嬉しく思います。町の将来を担う若者である鰺ヶ沢高校の皆さんが、これから実際に行動し提案を実現していくことを楽しみにしています。地域一体となってサポートしていきたいと思っています。
(鰺ヶ沢町役場職員)
〇少ない人数で、町の活性化のために畜産業に目を向けてくれたことに感謝します。今後も畜産業に興味を持って頂き一緒に課題解決に向けて考えていきたいものです。
(牧場経営者)
【生徒の意識の変容】
探究学習前は郷土に興味を持っていた生徒は50%であったが、探究学習後は、93%に増加した。地元に住んでいても知らなかったことに気づいた結果ではないかと考える。
「総合的な探究の時間」(あおもり創造学)での学びを通して、生徒全員が「地域課題への理解が深まった」と肯定的な回答をし、「地域課題解決など地域に貢献したいという気持ち高まった」と約93%の生徒が答えていることから、社会に貢献したいと思う意識が芽生え始めていると推測する。
【生徒の感想(3名)】
〇私は以前から興味があった酪農業に関するインタビュー調査を地元の牧場経営者にした所、後継者不足が課題であることがわかり、「酪農業の後継者不足」について課題を設定しました。その解決策を具体的に考えるのはとても難しく、1回目の校内発表では課題と現状を提示して終わってしまいました。発表後、「もっと具体的な解決案を示せばもっと興味を持ってもらえるのではないか。」と生徒や先生方からフィードバックをいただき、そこから私なりに考えた具体的な解決策を考案しました。なかなかアイディアが思いつかず苦労しましたが、高校生の私だったら行ってみたいと思うカフェメニューを考案し関係機関へプレゼンテーションしたところ、「実際に一緒にやってみましょう。」とのご意見をいただき、次年度のインターンシップで検証することになりました。妥協せず熱意をもって取り組めばそれを受け入れて下さる大人がいることを知り、来年度も課題解決に向けて積極的に取り組みたいと思いました。1年間の「あおもり創造学」の授業を通して、「考え抜く力」を身に付けることができたと思っています。
(1年 女子)
〇私はこれまで人前で自分の考えを発表したりすることはありませんでした。私は鰺ヶ沢町在住で町が賑やかになればよいという願いや思いはあっても課題を解決するために何ができるか等を真剣に考えたことがありませんでした。「あおもり創造学」の授業を通して、私が興味関心を持った「家畜の餌代の高騰について」情報収集をし知識を得たことで、いつの間にか課題解決に向けて具体的な対策を考えて地域に貢献したいと思っている自分がいました。課題解決は大人だけが考えるのではなくそこに住んでいる若者も含めた住民が、興味がある分野で働きがいがある鰺ヶ沢町・誇りに思える鰺ヶ沢町にするために何ができるかを考えることで、鰺ヶ沢町の未来をイメージすることができまし た。
(1年 女子)
〇私は釣りが好きでよく釣りにいきます。近年、鯵ヶ沢町のハタハタの漁獲量が激減していることを知り、漁業に関する課題についてもっと知りたいと思いました。鯵ヶ沢町漁業協同組合の方に、漁獲量や組合員や漁船数などについてインタビュー調査をしたところ、漁師は世襲制であることや漁獲高は天候に左右されやすく収入が安定していないことを知りました。そこで「若者も新規参入でき所得向上が期待できる鯵ヶ沢町の漁業を目指して」のテーマで「漁業の後継者の発掘と育成」と「漁業者の所得向上」に関する解決策を考え関係機関に提案しました。「漁業ボランティアは漁師も喜ぶと思う。是非、やってみてほしい。」「鯵ヶ沢まるごと丼は良いアイディア鯵ヶ沢町への集客につながるかもしれない。」などの好意的なフィードバックをいただきました。これらのアイディアが実現可能かどうか検証していないので次年度は、「あおもり創造学」の中でインターンシップに行き、体験を通して漁業をもっと深く知り、課題解決に向けて何ができるかを継続して考えていきたいと思っています。
(1年 男子)
鰺ヶ沢町の基幹産業である農業のうち特産品であるメロンを収穫後に選果する施設見学やアスパラガスの収穫体験、風力発電所のインタビュー調査等を実施し、その魅力を発見しました。
① ごしょつがる農業協同組合木造総合支店 メロン選果プラント見学
【生徒の感想】
<施設見学>
・つがる市にあるようなメロン選果機は全国に3カ所しかなく、その中で一番新しく性能が良いことを初めて知りました。
・充実度センサーでメロンの密度や苦みを計測し、内部部位センサーで糖度を計測、画像処理装置でメロンの形状やネットの細かさや外部損傷を瞬時に判別する様子を拝見し農協から出荷されるメロンの品質は間違いないと思いました。
・メロンの等級を判別し、箱詰めまで全てオートメーション化されていることに驚き、選果して出荷するまで重いメロンを運んだりする必要がないことを目の当たりにしました。
・出荷している場所は、東京近郊だと思っていましたが、名古屋、大阪が多いことを知り驚きました。
・鰺ヶ沢町のメロン農家はつがる市の農家より作付面積は小さいが、その分丁寧に栽培していることから、プレミアムメロンになる確率も高いことを知りました。今後は、メロン畑に行って、収穫体験をしてみたいと思いました。
<メロンの試食>
・初めてこんなに甘いメロンを試食しました。今まで食べてきたメロンの中で一番美味しかったです。
・メロンは食べ頃の見分け方が難しいですが、熟すまでは常温、食べる直前に冷蔵庫で冷やして食べるのが一番美味しいことを伺い、夏休み中に鰺ヶ沢町のタカミメロンを家族で食べたいと思いました。
② 川田農園 川田 春實 氏 アスパラガス収穫体験
【生徒の感想】
<収穫体験>
・アスパラガスを収穫するための専用のハサミがあったお陰で、私でも収穫することができました。
・地域の子供達に鰺ヶ沢町の特産品であるアスパラガスの美味しさを知ってもらうために、給食センターに無料で提供していることを知り、アスパラガスに対する熱い思いを感じました。
・アスパラガスを栽培するのに、水の管理や籾殻を使った堆肥などを研究している姿勢が、極太のアスパラガスの収穫につながっているのだと実感しました。
・鰺ヶ沢町のアスパラガスの魅力を県内外の人にもっと知ってもらうためのアイディアを考えたいです。
<アスパラガスの試食>
・川田さんのアスパラガスを試食して、スーパーで売っているアスパラガスより甘くてとても美味しかったです。
・アスパラガスは野菜の中でも特に好きでよく食べますが、こんなに太くて大きいアスパラガスは初めて食べて感動しました。
・川田様からお土産でいただいたアスパラガスを家族で食べて、その甘さに家族全員が驚いていました。川田様のアスパラガスは日本一だと思います。もっとアピールしたいです。
③ 株式会社市民風力発電 七里長浜風力発電所
NPO法人北海道グリーンファンド 小林 ユミ 氏
【生徒の感想】
・風車を建てる場所は、風力だけでなく、自然環境や騒音、風車の影などの状況を1年以上かけて調査して決定していることに驚きました。
・風車を建設するには、風の道、送電の道、風車を建設するための道の3つの道が必要であることを初めて知り、その3つの道が揃っているのが鰺ケ沢町であることを誇りに思いました。
・風車1基で約3300世帯分の電力を作っていることを知り、鰺ヶ沢町の世帯数の約80%程度を網羅することができ驚きました。
・脱炭素社会に向けた取組として、風力発電等の再生可能エネルギーが注目され、今後ますます重要になってくると思いました。
鰺ヶ沢町の基幹産業である漁業(釣り)の体験や漁業協同組合へのインタビュー調査を通して、鰺ヶ沢町の水産業の現状を把握し、その魅力を発見しました。
① 鰺ヶ沢町漁業協同組合の皆様への水産業に関するインタビュー調査
【生徒の感想】
・ヒラメやイカ、アジ以外にも真鯛や真鱈など多くの種類の魚が季節ごとに獲れることを初めて知りました。
・鰺ヶ沢町で行われている漁法は底建網漁で、海底に棲む魚を獲っているからヒラメが多く獲れることを知り、今度は船に乗ってみたいと思いました。
・漁獲量が減っている原因として、海水温の上昇の変化が要因の一つであることを知り、地球温暖化に配慮した行動をしないと鰺ヶ沢で魚が獲れなくなると危機感を抱きました。
・漁業も農業と同様に高齢化と担い手不足が課題であることを知り、鰺ヶ沢町の産業を守るためにも後継者の育成の工夫が必要だと実感したので、そのために何ができるのかを考えたいと思いました。
② 鰺ヶ沢漁港での釣り体験 生徒の半数以上が初体験ドキドキ!!
【生徒の感想】この日、生徒が釣った魚は残念ながらあじなど11匹でした。。
・なかなか釣れませんでしたが、小さな鰺が釣れた瞬間は興奮がとまりませんでした。
・魚が釣り糸をつっついてくる感覚が忘れられないです。今度は自分で釣りに行きます。
・全く釣れなかったので、必ずリベンジします。今度は、アジやキスを必ず釣ります。
③ 「アジ・メバル」3枚おろし体験
【生徒の感想】
・魚の頭を切り落としたり、3枚におろすのは難しかったですが、初めて生魚を3枚おろすことができて、自分でもできると自信がつき嬉しかったです。
・以前から魚をさばいてみたいと思っていたので実現できて嬉しかったです。家族に作ってあげたいです。
・魚料理はあまり好きではありませんでしたが、自分でさばいた魚料理は今までで一番美味しかったです。
・鰺ヶ沢の魚は新鮮で美味しいことを改めて実感しました。鰺ヶ沢町に魚料理が食べられる店舗がもっと増えてほしいです。
生徒が興味・関心を抱き、実際に訪問して現状をもっと深く知りたいと思った鰺ヶ沢町内にある7つの事業所を訪れ、施設見学やインタビュー調査を実施し、その魅力を発見しました。
① 長谷川自然牧場 代表取締役 長谷川 洋子 氏
【生徒の感想】
・野菜や食パンなど人間が食べられる素材を独自に配合したエサを与えることや、衛生的な豚舎で豚を育てることで安全でおいしい豚肉が生産されることを初めて知りました。
・豚を飼育する日数を長くしたり、廃棄される食品を使った自家製の餌で育てることがブランドにつながっていることを知ることができました。
・塩胡椒だけで炒めた豚肉は柔らかく甘みがあり美味しくいただきましたが、豚舎で見た豚が美味しい豚肉になっていることにとても複雑な気持ちになり、命の尊さを改めて感じました。
・動物を大切に育てているから豚や鶏に付加価値がついていくのだと思い、動物への愛情が感じられました。
・長谷川自然牧場の豚肉は、超有名なホテルやレストランで提供されていることを知り驚きました。
・一流の豚を生産している長谷川自然牧場さんを自慢し、もっとアピールしたいと思いました。
・お土産で頂いた豚肉や卵を家族と調理していただきました。いつもスーパーで購入している豚肉や卵より格段に美味しく、長谷川自然牧場さんの話題で夕飯は盛り上がりました。より多くの人に美味しさを伝えていくための方策を考えたいと思います。
② ABITANiAジャージーファーム 代表取締役 安原 栄蔵 氏
【生徒の感想】
・予想していた以上の大きい牛が50頭近く飼育されていて驚きました。
・想像を超える餌の量が必要であることに驚くとともに、餌代が高騰していることを知り、ウクライナ問題が身近な所に影響を及ぼしていることを初めて知りました。
・牛が病気にならないよう、衛生管理を徹底していることやフリーストール牛舎という飼い方をしていることを知り、酪農の奥深さに興味を持ちました。
・ジャージー牛の牛乳やソフトクリームを試食して、普段飲んだり食べたりしている味と全く違い、濃厚でありながら、後味がすっきりしていることに感動しました。
・エサ代の高騰が牧場の経営を圧迫していることが課題だと話されており、鰺ヶ沢町内で餌となる牧草などを栽培することはできないかと考えさせられました。
・あえて搾乳量の少ないジャージー牛を大切に飼育している安原社長の生き方に共感し、以前より畜産業に興味を持ちました。
③ 鰺ヶ沢町観光協会 事務局長 園村 義法 氏
【生徒の感想】
・“海の駅わんど”には相撲館が隣接しており、観光だけでなく、鰺ヶ沢町の交流の場や町のPRに貢献していることを初めて知りました。
・6月にオープンする新店舗がどのようなタイプのお店か楽しみです。相撲館があるので、舞の海が好きなちゃんこ鍋を提供してもよいのではないかと思いました。
・農産物や土産品は他の道の駅同様に購入できますが、長谷川自然牧場の豚肉やハンバーグが食べれる場所があれば、鰺ヶ沢町でしか味わえ店舗として注目されるのではないかと思いました。
・県内外の観光客をはじめ外国人観光客にも注目されるようなハンバーガーなどの商品があればもっと訪問者が増えるのではないかと思いました。
④ マルゴトジュース 店主 後藤 誌雅子 氏
【生徒の感想】
・店主の後藤様が「産直に勤務していた当時、余ったフルーツでジュースを作りたいと思ったが実現できなかった。そこで、自分でその店を作ろうと起業した」という経緯を伺い、私も起業に興味を持ちました。
・実際に、イチゴとレモンのジュースを飲んでみたら、フレッシュでとても美味しかったので、もっと多くの人に広めたいと思いました。また、そのために何ができるか考えたいと思いました。
・夏になると鰺ヶ沢町の特産物であるメロンやスイカを使ったジュースを販売するそうなので、また飲んでみたいと思いました。
⑤ 銘菓の店山ざき 店主 山﨑 康裕 氏
【生徒の感想】
・わずか5名の従業員であれほど多くの種類のお菓子を作っていることに驚きました。
・ケーキ・ド・大福が誕生した秘話を伺い、アイディアを形にすることの難しさやチャレンジすることの大切さを実感しました。
・ケーキ・ド・大福以外にも甚句餅などおいしいお菓子があるので、もっとたくさんの人に知ってもらえる方法を考えたいと思いました。
・鰺ヶ沢町には以前、菓子店が30軒もあったと聞いて愕然とした。鰺ヶ沢町ではスイーツフェスも行われているので、お菓子で鰺ヶ沢町を盛り上げたいと思いました。
⑥ 鰺ヶ沢町イトウ・アユ養殖施設
鰺ヶ沢町農林水産課 水産班 班長 加藤 信行 氏
【生徒の感想】
・養殖されている金アユやイトウの稚魚の数が多くて驚きました。金アユ・イトウへの給餌体験が楽しかったです。
・イトウは冷たい水でしか生育できないため水の温度管理が重要で、沢水を提供できる鰺ヶ沢町が適していること初めて知りました。
・アユを出荷する際は、素早く作業をしないと死んでしまうことを知り、創造以上にデリケートな魚であることを知りました。
・イトウは本来、白身魚ですが、エビや魚を粉末にした配合飼料を与えることで、サーモンのような色になることを知り驚きました。ブランド化をもっと進めたらよいと思いました。
・イトウは、日本国内では、鰺ヶ沢町の養殖施設と北海道でしか獲れない幻の魚であることを初めて知り、絶対に絶滅させてはならないと実感しました。
・幻の魚であるイトウや金アユを食べてみたいですが、食べられる飲食店が知られていないので、マップなどを作成しもっとアピールした方が良いと思いました。
⑦ いかやの由利 店主 佐藤ひろみ 氏
【生徒の感想】
・私は鰺ヶ沢町在住ですが、販売している「焼きいか」はスルメイカを使っていることや、干す時間帯は午前であることを全く知らずにこれまで食べていました。販売価格が高騰している焼きいかですが、その美味しさをもっと多くの方に知ってもらうための対策を考えたいです。
・近年のイカの価格の高騰により、販売価格も上昇していることを聞き、なぜ、イカが獲れなくなったのか調べてみたいと思いました。
・「焼きいか」を食べてみて、やはり炭で焼いた焼きたてのイカは美味しいと思いました。
・「焼きいか」の価格の上昇には驚きました。以前は現在の価格の半値以下でした。「焼きいか」は高級品になってしまい、高校生の私が購入することは厳しいです。もっとイカが獲れるようになり、老若男女が問わず買いやすい値段になってほしいと思いました。
これから始まる「鰺ヶ沢みらい探究」に向けて鰺ヶ沢町政策推進課地域経営戦略班の工藤啓晃氏と佐藤芽衣氏に「あじがさわテキスト」を活用して、特に鰺ヶ沢町の基幹産業の現状について講義していただきました。1学年の生徒の約半数は鰺ヶ沢町出身ですが、その他の生徒は町外から通学しているため、鰺ヶ沢町の現状を知る良い機会となりました。今回の講話をもとに、鰺ヶ沢町の発展のために、自分が興味を持った分野や事業所について調査をし課題を発見するとともに、その解決策を考案していくことになります。
鰺ヶ沢高校に入学してまだ4日。今年度の新入生16名が挑戦する“あおもり創造学”「鰺ヶ沢みらい探究」のオリエンテーションを行いました。自己紹介を兼ねて自分が住んでいる地域の特産品やおすすめスポットを紹介したり、鰺ヶ沢在住以外の生徒から見た、鰺ヶ沢町の印象を発表してもらいました。鰺ヶ沢町在住の生徒も含めて、鰺ヶ沢町の魅力として、海・山に囲まれた自然豊かな印象があることがわかりました。
「鰺ヶ沢みらい探究」
~鰺高生プロデュース 鰺ヶ沢町の課題解決への挑戦~
【目 標】
鰺ケ沢町の発展的な地域づくりのために、生徒自らが、地域資源の魅力や課題について体験活動を通じて発見し、魅力的な地域資源を継承するための課題を解決しようと挑戦する生徒を育成する。
【実施内容・方法】
③情報収集・・現状把握のために取材等の情報収集を行い、知識を深める。
設定した研究課題に関する、現状を把握するために、関係機関にインタビュー調査を行うとともに、類似した課題を抱えている他自治体の取組を情報収集する。
④整理分析・・情報収集した内容を整理・分析し、課題解決策を考案する。
情報収集した内容を、整理・分析し、鰺ヶ沢町の課題解決策を探る。
⑤まとめ表現・鰺ヶ沢町の課題解決に向けた方策等をまとめ、関係機関に提案する。
鰺ヶ沢町の課題解決に向けて考案した方策を、発表用スライドにまとめ、鰺ヶ沢町役場や民間企業等の関係機関に向けて提案し、次年度の検証に向けたアドバイスをいただく。
⑥振り返り・・提案した課題解決策を次年度検証するための手立てを考える。
提案した内容を次年度検証するための手立てを具体的に考える。
⑦まとめ・・・学校ホームページ等に発表会動画等を掲載する。
学校ホームページに発表会動画を掲載したり、鰺ヶ沢町の広報誌に提案内容を掲載していただく。鰺ヶ沢町内の小・中学校で発表会を実施し、鰺ヶ沢高校の取組を紹介する。公式ホームページにリンクを掲載する。