令和7年度 あおもり創造学

令和7年度 あおもり創造学

主体的に未来を切り拓く高校生による「あおもり創造学」プロジェクト事業オンライン成果発表会 令和8年2月4日

 当初は、青森市の東奥日報新町ビル「New's」に青森県内すべての県立高校が参集し、発表会を開催する予定でした。しかし、記録的な大雪の影響により、オンライン開催となりました。生徒にとっては、Zoomを活用して発表するのが初めての経験でしたが、これまでの探究の成果を堂々と発表することができました。また、他校の発表を参観することで探究の視野が広がり、次年度の探究活動に活かしたいという思いを強くする機会となりました。

第3回西北地区高校生「みらいを創る」探究活動合同発表会 令和8年1月21日

 西北地区の7つの高校の「総合的な探究の時間(あおもり創造学)」や「課題研究」等で行われている特色ある研究の成果をオルテンシア(五所川原市)で発表しました。発表したのは1年の女子生徒で、鰺ヶ沢の特産品を活用した新たな商品開発を通して、地域をさらに盛り上げたいという思いから探究をスタートさせました。フィールドワークで訪れた長谷川自然牧場では、発酵飼料で育てられた豚や鶏の卵に着目し、それらを使用した「肉巻きおにぎり」の商品化を考案しました。試作にあたっては、校内で昼食を販売している業者の協力を得て試作販売を実施し、購入した生徒や教職員からの意見をもとに、味付けや具材の改良を重ねました。発表では、今後2年生になった際に長谷川自然牧場でのインターンシップに参加し、さらなる試作を行いながら「肉巻きおにぎり」の販売実現を目指していきたいという、今後の展望についても紹介しました。地域資源を活用し、商品開発、販売までを見据えた実践的な探究活動として関心を集めました。

みらいへの提案プレゼンテーション 令和7年11月4日(火)

 1・2年の「総合的な探究の時間」で鰺ヶ沢町等の課題を発見し、その解決策を考えた提案を鰺ヶ沢町役場の職員の皆様をはじめとする関係機関に行いました。鰺ヶ沢町等の畜産業や宿泊業、人口減少対策・災害等に関する課題解決に向けた提案を8人の生徒が代表して行いました。提案に関する感想や意見を、事業所等の皆様からいただき、今後の探究を更に深めるきっかけをいただきました。最後に鰺ヶ沢町教育委員会教育長 阿彦正弘様より全体講評を伺い、生徒は、課題解決策を実現可能なものにするためには、大人だけが考えるのではなく、自分達のような若い世代が自分事として課題を捉え、実現可能な解決策を考えていく必要があると実感していました。
【研究課題】
提案① TikTokでホテルグランメール山海荘をPR
提案② 地元の人で繁盛する温泉作り
提案③ 安心した最期をサポート~少子高齢化と多死社会に備えて
提案④ 海洋ごみの削減を目指して
提案⑤ 鰺ヶ沢の人口減少を抑えるために
提案⑥ 酪農業界全体の高齢化や人手不足を防ぐには~長谷川自然牧場~
提案⑦ 鰺ヶ沢町の水害を教訓に、災害に対する意識を高めるためにできること
提案⑧ 食を通じて鰺ヶ沢の魅力アップ

1・2学年「みらいへの提案プレゼンテーション」校内発表会  令和7年10月7日・14日

 1・2年の「総合的な探究の時間」において、4月から鰺ヶ沢町をはじめとする地域の課題をフィールドワークやインターンシップを通して発見してきました。その後、発見した課題に対する解決策を考え、まとめた内容を校内で発表しました。課題解決に向けた具体的な提案も多く出されました。11月に関係機関に提案する代表者は、提案した内容が実現できるようにブラッシュアップをして臨んでほしいと思います。

1学年「総合的な探究の時間」みらい探究Ⅰ フィールドワークⅣ 令和7年7月8日

 鰺ヶ沢町の基幹産業である漁業について知るために、鰺ヶ沢町漁業協同組合でアイナメの放流とインタビュー調査、マグロの荷揚げの手伝いをし、漁業の現状と課題を知りました。その後、岸壁で釣りを体験しました。釣りは初めての生徒が多数いましたが、鰺ヶ沢町漁業協同組合の皆様が釣竿の組み立て方や餌の入れ方などを指導して下さったお陰で、小さい真サバ・鯵・ふぐなどを釣ることができました。

① 鯵ヶ沢町漁業協同組合 アイナメ放流・マグロ荷揚げ体験

【生徒の感想】
・アイナメの放流やマグロをつかむこと自体が初めてで、マグロはヌメヌメしていて重かった。
・鯵ヶ沢でマグロが水揚げされるイメージが全くなかったが、獲ったばかりのマグロを間近で見ることができて良かった。ヒラメやアンコウも水揚げされていて鰺ヶ沢では色々な種類の魚が獲れることがわかった。
・鯵ヶ沢では資源維持のために、今回のアイナメの放流のように「栽培漁業」に力を入れていることがわかった。
・漁業者の高齢化と後継者不足が課題であることを知り、鰺ヶ沢町の産業を守るためにも後継者の育成の工夫が必要だと実感した。どうしたら漁師になれるかを高校生に教えて欲しい。

 

② 釣り体験

【生徒の感想】
・釣り竿の組み立て方や、餌の付け方などを役場や漁協の方に教わりながら、初めて釣りをすることができた。初めての釣りで、小さいアジを一匹釣れてとても楽しかった。
・釣りをするのが初めてで、朝からワクワクしていたが一匹も釣れなかった。簡単に釣れると思っていた ので甘かった。これも温暖化の影響なのか。
・釣りをするのは初めてで不安だったが、餌の付け方やコツを漁協の方が親切に教えてくれたお陰で、小さい真サバを3匹釣ることができた。本来であれば資源管理のために、小さい魚は放流しなければいけないのだと思ったが、釣れた喜びが先行して再放流しなかったことが反省点。

 

1学年「総合的な探究の時間」みらい探究Ⅰ フィールドワークⅢ 令和7年7月1日(火)

① 護岸復旧工事現場視察
 6月3日の講義内容をもとに、3年前の8月に記録的な大雨で氾濫した中村川を訪れ、壊れた護岸を復旧している工事現場を実際に見学しました。工事を担当している丸重組様の担当者から、川を流れる水の量を増やすために重機を使って川底を深く掘削し、水位が上がりにくくする対策が施されていることなどについて説明を受けました。

 【生徒の感想】
・学校から駅に向かう帰り道、いつも通っている工事現場を実際に見て、コンクリートの中に、鉄筋を入れることで耐久性を高めていることがわかった。今回の説明がなかったら、気に止めることもなく通り過ぎていた場所が何をしているのかを知ることで、土木工事の重要性を改めて実感した。
・近隣住民に配慮して、コンクリート構造物を低騒音・低振動重機を使用して壊れた護岸を復旧する工夫をしていることを初めて知り、素晴らしいと思った。
・工事が完了した中村川では、浸食防止策として、袋詰玉石を設置するなどの工夫や河川環境の安全に配慮して工事していることが分かり、土木工事の奥深さを知った。


② 豪雨災害時の状況を菓子工房TATSUYA社長 清野 悟氏から伺う
 浸水によって冷蔵庫や製菓用の機械が壊れたほか、店内が泥で汚れたため菓子の製造を再び行えるようになるまで5日ほどかかったことなど当時の状況について聞き、改めて、豪雨災害恐ろしさを知りました。

【生徒の感想】
・実際に店舗に入り、ケーキを陳列しているショーケースの半分まで水に浸ってしまったこと、工房にまで水が流れ、大型冷蔵庫をはじめとする機械が全て水や泥に浸り使えなくなってしまったことを伺い、被害の大きさを改めて実感した。
・社長を心配する友人が復旧に向けて支援してくれたお陰で、5日で店をオープンすることができた話を聞いて、人の絆の大切さを改めて知った。

1学年「総合的な探究の時間」 みらい探究Ⅰ フィールドワークⅡ 令和7年6月10日(火)

 白神の森遊山道をガイドの説明を聞きながらトレッキングしました。樹齢200年を超えるブナが自生している白神の森を知り尽くしたガイドの皆さんと一緒に歩くことで、手付かずの自然の偉大さと動植物との出会いに感動し、改めて世界遺産白神山地の素晴らしさを実感することができました。

【生徒の感想】
・ガイドさんの説明で、植物の葉や木の実を食べた跡、木を登った跡など、動物がいた痕跡を知ることができた。普段注意深く見ることもなかったブナの木や実を間近で観察することで、その生命力を偉大さを感じることができ、世界自然遺産に登録された理由も分かった気がする。
・鰺ヶ沢町の白神の森遊山道には、十二湖のような湖や暗門の滝のような滝はないが、手つかずのブナ林や生態系が存在するとガイドさんが話していた。派手さはないが、ガイドさんの説明がとても上手でトレッキングが楽しいことが魅力だと思うので、もっと発信したら良いと思った。
・トレッキング初心者にはちょうど良いコースだが、登山が好きな人には物足りないと思うので、クロクマの滝まで行けるコースがあればいいと思った。
・豊かな自然を守りつつも、外国人をはじめとするより多くの人に「白神の森」に訪れてもらうための方策を考えたい。