令和7年度 あおもり創造学

1学年「総合的な探究の時間」みらい探究Ⅰ フィールドワークⅢ 令和7年7月1日(火)

① 護岸復旧工事現場視察
 6月3日の講義内容をもとに、3年前の8月に記録的な大雨で氾濫した中村川を訪れ、壊れた護岸を復旧している工事現場を実際に見学しました。工事を担当している丸重組様の担当者から、川を流れる水の量を増やすために重機を使って川底を深く掘削し、水位が上がりにくくする対策が施されていることなどについて説明を受けました。

 【生徒の感想】
・学校から駅に向かう帰り道、いつも通っている工事現場を実際に見て、コンクリートの中に、鉄筋を入れることで耐久性を高めていることがわかった。今回の説明がなかったら、気に止めることもなく通り過ぎていた場所が何をしているのかを知ることで、土木工事の重要性を改めて実感した。
・近隣住民に配慮して、コンクリート構造物を低騒音・低振動重機を使用して壊れた護岸を復旧する工夫をしていることを初めて知り、素晴らしいと思った。
・工事が完了した中村川では、浸食防止策として、袋詰玉石を設置するなどの工夫や河川環境の安全に配慮して工事していることが分かり、土木工事の奥深さを知った。


② 豪雨災害時の状況を菓子工房TATSUYA社長 清野 悟氏から伺う
 浸水によって冷蔵庫や製菓用の機械が壊れたほか、店内が泥で汚れたため菓子の製造を再び行えるようになるまで5日ほどかかったことなど当時の状況について聞き、改めて、豪雨災害恐ろしさを知りました。

【生徒の感想】
・実際に店舗に入り、ケーキを陳列しているショーケースの半分まで水に浸ってしまったこと、工房にまで水が流れ、大型冷蔵庫をはじめとする機械が全て水や泥に浸り使えなくなってしまったことを伺い、被害の大きさを改めて実感した。
・社長を心配する友人が復旧に向けて支援してくれたお陰で、5日で店をオープンすることができた話を聞いて、人の絆の大切さを改めて知った。